【2024年】AIと共生するビジネスパーソンに必要なことは?

知っている人と知らない人の二極化が進む

ここ数年で爆発的に知名度を上げた「ChatGPT」の勢いは止まらず、デザインツールの大定番「Photoshop」でも生成AIが登場しました。

テクノロジー分野に特に興味がなくても、AI(人工知能)のニュースが自然と聞こえてくる世の中。

便利さを享受する側になるのか、時代からおいて行かれる側になるのか?もちろん前者でありたいが、自分には難しそうと思っている方が多いのではないでしょうか?

この記事では、AIを使うということはどういうことかを説明し、それをどのように活かしていくのかをお伝えします。

「AIを作る」ことは難しいが、「AIを使う」ことは難しくない

AIを使うのにプログラミングの知識は…要りません。AIを使うのに高度な専門的知識は…要りません

もちろん新たなAIシステムの開発ということになってくると、高度な専門的知識が必要となります。

しかし、一般のユーザー向けに作られているものであれば、「使う側」の知識はそこまで必要とされないことが多いです。

例えば、朝はルンバ(全自動掃除機)が掃除し始めた音で起床。外国人に話しかけられてGoogle翻訳アプリを開いて会話する。iPhoneユーザーなら「Hey, Siri」とスマホに呼びかけ、アラームを設定して就寝。なんてシーンなら身近に感じませんか?

「AI」と聞くとなんだか難しそうに感じますが、実は日常的にAIを活用している人がほとんどかもしれません。

AIを使うことが当たり前になった時代に対応していく

自分じゃなくてもできることは、AIに任せる。それを習慣化することで作業効率や生産性は大幅に上がります。ただし、気を付けなくてはならないのは「自分でできないこと」をAIに任せすぎることです。

「AIがなくてもできる、AIがないとできない」この2つの差は大きいものです。

例えば、仕事として活用となると趣味の範囲とは異なり、成果にはそれなりの品質が求められます。

つまり、AIが作った成果物に対し、それが「良い」のか「悪い」のか評価できるスキルをあなたが持っていなければ、その仕事はAIさえあればいい状態…AIを活用するどころか、AIに仕事を奪われてしまうことになります。

AIはあくまでも自分を助けてくれるツールであり、AIにすべての工程を丸投げしないように注意しましょう。

自分にしかできない仕事をするために、細々とした用事を任せるというような心構えでいると、あなた自身のスキルの成長が阻害されることもありません。

AIを取り入れて、あらゆる分野での適応力が高い人材へ

例えば画像編集の際、生成AIを活用して即座に背景を差し替えたり、いくつかのワードを組み合わせると、わずか数秒で新しい写真を合成してくれたりします。これを手作業でやろうと思うと数時間はかかるときもあります。

苦手なことや面倒なことを、自分以外の力を借りて解決するタスクマネジメントができると業務効率が上がります。AIだけに限らず、便利なアプリケーションやソフトウェアなどは積極的に活用していきましょう。

また、IT人材として、情報の取り扱いで正しい判断ができるスキルを養うことも課題のひとつです。AIを使う場合は特に、著作権や情報リテラシーについてしっかりと考えていくことが求められます。

まとめ

「AIを使う」ことは考えているほど難しくはなく、むしろ既にその機会は日常で溢れています。

AIを活用するときは、「自分でなくても構わないタスクを任せ、自分にしかできないことをする」ということを意識すると生産性がより高くなります。便利なツールを有効活用することで効果的なタスクマネジメントが実現します。

その一方で、成果物が著作権法などに抵触していないか?など情報資源の取り扱いには十分注意することが求められます。

様々なAIが登場し便利な社会になっていく今、食わず嫌いしていた方はぜひ何らかのAIツールに触れてみてください。